≪加入している保険を確認しましょう≫
■ 必要な保障が必要な期間カバーされているか
・死亡した場合の遺族への保障(定期保険、収入保障保険、養老保険、変額保
険、終身保険)
・病気やけがによる医療費の保障(医療保険、がん保険など)
・介護保障(介護保険)
・子供の教育費の保障(こども保険)
・老後の生活資金の保障(個人年金保険<終身年金><確定年金>、
変額個人年金保険など)
■ シニアに必要と思われる保険
・自分が死亡した場合の配偶者の生活資金
・夫婦二人の老後生活資金
・病気やけがに備えて医療保険の確保
・寝たきりや痴呆になった場合の介護保障の確保
・相続対策
≪生命保険の見直しのポイント≫
■ 保険金が多い場合
・定期付終身保険があれば、まず定期特約部分の減額をする。
・保険料をもっと減らしたいときは終身部分も同時に減額する。
・こども保険もある場合、親の死亡保障は割安になっているので、こども保険は
そのままにして定期付終身保険の減額を優先する。
・貯蓄型の保険で契約により減額できない場合、いきなり解約しないで払済保険
にする。解約すると解約返戻金を受取るだけですが、払済にして継続すれば
払い込んだ保険料を少しでも増やせます。
■ 保険金が不足している場合
・新規加入は勤務先のグループ保険が安くてお得です。
・定期付終身保険にすでに加入していれば告知や審査なしに終身部分を増額する
ことが可能です。
・医療保険を中途付加や中途増額すると責任準備金の差額の支払が必要になり
ます。その場合は単体の医療保険に加入した方がお得になります。
■ 保険そのものを見直しする
・三大疾病保障(がん、心筋梗塞、脳卒中)の特約付保険は多いですが、
心筋梗塞や脳卒中の支払条件の基準は厳しいので病歴や体質にもよりますが、
思い切って解約するのも選択肢に入るかと思います。その場合は新たにガン保
険の加入を検討します。
・保障内容を変えないで保険料を減らすには、掛け捨てのネット販売もしている
定期保険や共済への変更を検討します。
・ただし、共済は60歳以降も今と同じ保障内容では継続できないことがありま
す。
・生命保険以外でも見直ししたい保険はないか。例えば「個人賠償責任保険」は
損害保険や自動車保険の特約で付けている場合が多いですが、車に乗らなく
なって自動車保険は解約するということなどがあると一緒に個人賠償責任保険
も消えてなくなってしまいます。特約で付けていると忘れがちなことなので気
を付けましょう。
≪個人年金でつなぐ≫
老後の資金を準備するうえで一番代表的なものは生命保険会社や郵便局、
共済が扱う個人年金でしょう。契約してから一定の期間積み立てることで将来
年金として受取る保険商品です。
■ 変額年金保険
資産運用の実績により年金の保険額が増減する個人年金保険で、契約者が
払い込んだ保険料を株式や債券を中心に特別勘定(ファンド)で運用する仕組み
になっています。運用次第で年金額が決まるという性格から投資信託に保険と
年金の機能がついたものと考えられます。
もし運用期間中契約者が死亡したら保険金が遺族に支払われます。
毎年の手数料は運用と保険の両方からかかり、通常は運用資産から2〜4%の
手数料が引かれます。
資産運用の実績次第で年金原資は変動するため、払い込んだ保険料の総額を
下回る場合もあります。
【お役立ち情報】
生命保険文化センター 03-5220-8510
日本FP協会 0120-211-748
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