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かつての医学界では脳細胞は20歳をピークに減り続けるといわれてきましたが、
1998年、アメリカとスウェーデンの共同研究チームがその常識を覆す発見をしました。
何かを覚えるときや学習するときにはシータ波というものが出て脳細胞が増えるという
もので、年齢に関係なく学習にかかわる脳細胞は大人の脳内で新たに作られるという
ことが分かったのです。
■ 社会人入試制度(社会人特別選抜制度)
大学や大学院に入学する社会人が増えています。2006年度の学校基本調査速報
では、大学院に通う社会人学生は4万8000人にものぼり、2001年度の6割以上の
増加となっています。
大学や大学院での勉強を希望するシニアにとって通常の学生を対象にした入試制度
は負担が大きく、この制度を利用するのが一般的です。
この社会人入試制度は入学に際して社会経験を評価したり、学科試験を一部免除
したりしています。多いのは<英語、論文、書類審査、面接>で選考する方法です。
ただし、大学院の入試となると論文の専門性だけでなく、本人の知識や経験なども
ハイレベルで審査されることになり、それなりの準備が必要です。
■ 編入制度
短大卒業者や文部科学大臣の定める要件を満たした専門学校の修了者、高等専門
学校卒業者、すでに大学の学部を卒業した人は、それまでの取得単位を認められま
すので、4年制大学の2年次、あるいは3年次へ編入学する道が開かれてい ます。
■ 学士入学制度
一方学士編入学は、大学を卒業した人が大学へ編入学することをいいます。主に
大学の3年次に入学するケースが多いようです。編入学と学士入学とを分けて募集
している場合もあれば、一般の編入学試験として学士も受け入れている場合もあ
ります。
最近ではこの学士入学制度を利用して医学部や歯学部へ編入するケースも増えて
います。
■ オープンキャンパス
ひとことでいえば、学校見学会のようなものといえるでしょう。教育概要、最新の
入試内容を知ることができるほか、学校の雰囲気を感じたり在学生や教授の話も
直接聞くことができるので、貴重な情報収集の機会になります。最近では、授業を
実体験できる模擬授業を行う大学など、大学ごとにさまざまな工夫を凝らしていま
す。大学院でも実施するところが増えており、受験を考えるのならぜひ参加したい
ところです。
■ 夜間大学院
働きながら通う社会人を主な対象とし、平日夜間と週末に授業を行っている大学院
です。したがって昼間には授業は行われません。
【早稲田大学大学院 ファイナンス研究科の例】
( 2012年9月生募集要項より抜粋)
○募集人員 4月入学生:120名 9月入学生:30名
○出願資格 次のいずれかに該当する者
・ 大学を卒業した者(および本研究科入学前に卒業見込みの者)
・ 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与された者
(および本研究科入学前に授与される見込みの者)
・ 外国において通常の課程による16年の学校教育を修了した者
(および本研究科入学前に修了見込みの者)
・ 文部科学大臣の指定した者
・ 大学に3年以上在学し、または外国において学校教育における15年
の課程を修了、または本研究科入学前に卒業見込みの者で、所定
の単位を優れた成績をもって修得したものと本研究科が認めた者
(要事前審査)
・ 個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力
があると本研究科が認めた者で、本研究科入学時点で22歳以上の
者(要事前審査)
○入試の種類
入試形態 |
区 分 |
出 願
|
AO入試 |
|
個人の資格による出願 |
推薦入試 |
企業・団体等推薦
(派遣) |
所属する企業・団体等の推薦による出願
(学費もその企業・団体が全額負担) |
企業・団体等推薦
(一般) |
所属する企業・団体等の推薦による出願
(学費は個人負担) |
学校推薦 |
所定の要件を満たし、出身大学から推薦を受けることによる出願 |
科目等
履修生入試 |
一般履修生 |
個人の資格による出願 |
委託履修生 |
所属する企業・団体等の委託による出願 |
|
【AO入試】
所定の出願資格を有していれば受験できます。
AO入試では、第1次書類審査を行い、その合格者に対し面接試問を実施し、
最終合格者を決定します。。
【推薦入試】
所定の出願資格を有し、かつ下記の各推薦要件を満たしていれば受験できます。
推薦入試では、面接試問により合格者を決定します。
1.企業・団体等推薦(派遣)
以下の要件をすべて満たすことによる推薦
@本研究科が指定した企業・団体等または証券取引所一部上場企業に
準じる企業等に所属している。
A所属する企業・団体等の人事担当責任者が作成した推薦書(公印付)が
ある。
B学費等の全額負担者が所属する企業・団体等である。
2.企業・団体等推薦(一般)
以下の要件をすべて満たすことによる推薦
@本研究科が指定した企業・団体等または証券取引所一部上場企業に
準じる企業等に所属している。
A所属する企業・団体等の人事担当責任者等が作成した推薦書がある。
3.学校推薦
以下の要件をすべて満たすことによる推薦
@志望入学時期までに大学を卒業見込みであること(既卒者は卒業後
2年以内の者)。
A学部3年終了時までの(既卒者は卒業時の)成績証明書に記載されて
いる「優」の評価を得た科目の単位数合計が、取得科目の総単位数の
2分の1以上であること。
B本研究科の設置趣旨および教育理念・目的に賛同する者であること。
【科目等履修生入試】
必要な科目を1科目から履修聴講可能な「科目等履修生」についても、4月入学と
9月入学があります。口述試験による入試があります。
■ 大学院ファイナンス課 学費等(2012年度予定)
入学区分 |
学費等 |
初年度納入金 |
第2年度納入金 |
入学時
(前期)*1 |
後期*2 |
前期*3 |
後期*4 |
正規生
4月入学
9月入学 |
入学金 |
200,000円 |
|
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授業料 |
825,000円 |
825,000円 |
825,000円 |
825,000円 |
学生健康保険組合費 |
1,500円 |
1,500円 |
1,500円 |
1,500円 |
合計 |
1,026,000円 |
826,000円 |
826,500円 |
826,500円 |
入学区分 |
学費等 |
前期*5 |
後期*6 |
|
科目等履修生
(4月・9月入学) |
入学金 |
50,000円 |
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在籍期間:1年(2学期間) |
聴講料
(1科目につき) |
132,000円 |
132,000円 |
※早稲田大学学部卒業生、同大学院修了生は「入学金」が免除されます。
※9月入学正規生の*1〜*4については、下表のとおりに読み替えてください。
初年度納入額 |
第2年度納入額 |
入学痔(後期) |
前期 |
後期 |
前期 |
※9月の科目等履修生の*5〜*6については、下表のとおりに読み替えてください。
○2012年度入試関係日程 http://www.waseda.jp/wnfs/test/test4.html
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■ 通信教育
手軽に大学教育を受講できるのが通信教育です。通信制の大学は1950年に
正規の大学教育課程として認可されていますが、1999年には通信制の大学院も
認められました。最近では、インターネットにより海外の大学のカリキュラムも受講
できるようになっています。
慶應義塾大学 通信教育課程 http://www.tsushin.keio.ac.jp/
東京福祉大学 通信教育課程 http://www.tokyo-fukushi.ac.jp/correspondence/
法政大学 通信教育部 http://www.tsukyo.hosei.ac.jp/
放送大学 教養学部 http://www.ouj.ac.jp/
武蔵野美術大学 造形学部通信教育課程 http://cc.musabi.ac.jp/
東洋大学 通信教育部 http://www.toyo.ac.jp/tsukyo/
早稲田大学 人間科学部通信教育課程 http://www.waseda.jp/e-school/
日本女子大学 通信教育課程 http://www.jwu.ac.jp/ccde/about.html
日本大学 通信教育部 http://www.dld.nihon-u.ac.jp/
産業能率大学 通信教育課程 http://www.sanno.ac.jp/tukyo/index.html
東北福祉大学 通信教育部 http://www.tfu.ac.jp/tushin/index.html
玉川大学 通信教育部 http://nextroot.tamagawa.ac.jp/correspondence/
中央大学 法学部通信教育課程 http://www.tsukyo.chuo-u.ac.jp/
明星大学 通信教育部 http://www.meisei-u.ac.jp/dce/
大阪芸術大学 通信教育部 http://www.cord.osaka-geidai.ac.jp/
近畿大学 通信教育部 http://www.kindai.ac.jp/tsushin/
佛教大学通信教育部 http://tsushin.bukkyo-u.ac.jp/
大阪学院大学 通信教育部 http://www.osaka-gu.ac.jp/tsushin/
奈良大学 通信教育部 http://www.tsushin.nara-u.ac.jp/
青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科
http://www.gspa.aoyama.ac.jp/
LEC会計大学院 高度専門職研究科
http://www.lec.ac.jp/
東北大学大学院 経済学研究科
http://www.econ.tohoku.ac.jp/econ/index.html
法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科アカウンティング専攻
http://hosei-ac.cc-town.net/
北海道大学大学院 経済学研究科
http://www.econ.hokudai.ac.jp/
明治大学大学院 会計専門職研究科会計専門職専攻
http://www.meiji.ac.jp/macs/
立命館大学 経営管理研究科(経営大学院)
http://www.ritsumei.ac.jp/mba/
早稲田大学大学院 会計研究科
http://www.waseda.jp/accounting/index.html
早稲田大学 大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール:WBS)
https://www.waseda.jp/fcom/wbs/
アナハイム大学オンラインMBAプログラム・DBA(ビジネス博士課程)
https://goo.gl/cR1xe5
■ メールマガジン
最近はメールマガジンもずいぶん充実してきたように思います。私は最近、「1ヶ月
ビジネス書5冊を超える情報価値」といわれるメルマガを読み始めています。月に
3、4回入ってくるメールマガジンですが、難しくて読むだけでも結構頭を使います。
しかしテレビやお酒で大切な時間を無駄にするのをちょっと控え、本やこういうメル
マガを読んで頭を使っていれば脳の老化も防げるというもの。(と思って頑張ってい
ます)(笑)
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